電王戦見ました
第一局、菅井 対 習甦 の対局すごかったです。
私自身、あまり棋力が高くなく、24でR1000付近なのですが、習甦のごまかしようもない強さはさすがと思いました。
前回の電王戦でもソフトは3勝1分と高い結果を出したのですが、
今回は、その強さがはっきりと分かる形で勝利したと思います。
たまたま勝ったのか、強いから勝ったのか、
今回の対局では強いから勝ったと言える、鬼のような強さでした。
それを実装するのって、けっこう難しいんですよね。
勝つだけ勝てばいいみたいな将棋ですと、
基本はマシンの検索にまかせて総当り検索を大暴れさせれば、大筋はそれでよいわけです。
でもそれだと、まともな将棋にはなりにくいし、
強いから勝ったとも言いにくいような将棋になりがちなんですよね。
今回の習甦は本当に見事だったと思います。
なにより、貫禄の安定した動作を見せてくれました。
実はこれが一番重大かつ難しいところだと思うのですが、
開発者である竹内さんはそんな不安は見せておりませんでした。
それどころか、将棋の内容にこだわっていたご様子です。
すごいですね。やることをやっている証拠なんだと思います。貫禄です。
第二局のやねうら王は、そのへん少し慌てている様子もあるようです。
これが普通だと思います。ましてや、初電王戦でしかもバージョンアップなしなら特に。
(プログラマーにとってバグが出るのは顔に泥を塗るような失態ですからね・・・)
どうやら、そのへんドワンゴが両者の都合をうまく取りまとめられなかったようで、
なにやら軽い騒動になっているようですが、
私は勝敗は気にせず、純粋にその将棋を見せてもらうことにしました。
他の対局はどちらかと言うと棋士側を応援していたのですが、
今回は完全に第三者的な立場から将棋の内容だけを見ることにします。
どちらにも問題があるので素直に応援できないと言うのが本音ですね。
私も早くせめて人様に見せれるソフトにしたいのですが、
本業としてやってるわけではないのでいつになることやらか・・・